秀康と出雲阿国☆ | げむおた街道をゆく

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慶長年中伏見にて、越前黄門秀康公(結城秀康)のお屋敷に、お国というかぶき女を召し、

かぶきを踊らせて御見物なさった。
お国が水晶の数珠を襟にかけて舞ってるのを御覧になった秀康公は、
「水晶は見苦しい。」

と御具足の上にかけていた珊瑚珠の数珠を与え、お国の舞を御覧になった。
 

秀康公は御落涙され、おっしゃることには、
「天下に幾万の女がいるが、一人の女と天下にも呼ばれるのはこの女である。
我は天下一人の男となる願いが叶わず、女にさえおとっているのは無念である。」

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 越前松平家宗家初代、結城秀康

 

 

 

ごきげんよう!