本多平八郎が、二人の息子に残したと伝える、
「鎗場高名集」
という槍働きの極意を述べた書物がある。
その中の一節。
「軟弱なことや、さかしいまねはするな。
必ず手ぬるくなって、死地にあったら死んでしまう。
侍には侍の流儀がある。
しかるに侍らしいことをせず、武道をたしなまず、
茶の湯、歌道、不義、弁舌を好むようなぬるい奴らは、
折を見て、首を刎ねてしまうべきである。」
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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→ 蜻蛉切、本多忠勝
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