鹿角脇立兜☆ | げむおた街道をゆく

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永禄4年、忠勝、14歳の時のこと。


斥候を命じられ、刈谷・大府・小川へと単独潜入していたのだが、
その帰り道、数日前からの悪天候で川が増水してしまい、渡れなくなっていた。
 

橋は遠く、泳ぐこともできない。忠勝は困り果ててしまった。

その時、彼の目の前に一匹の牡鹿が現れ、川へと向かっていった。

するとその鹿、増水した川を渡り始めた。
「あの鹿が通ったところは浅瀬なのか!」
忠勝はその鹿の後を追い、なんとか川を渡る事が出来た。
川を渡りきった頃には、鹿の姿はなかったという。
 
「あの鹿は伊賀八幡宮の使いだったに違いない!」
 

その後、忠勝は、伊賀八幡宮の神主に兜製作を依頼。
この時、出来上がった兜が、あの『鹿角脇立兜』とのこと。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 蜻蛉切、本多忠勝

 

 

 

ごきげんよう!