今川義元が桶狭間で敗死後、
氏真と手を切った徳川家康は、三河から遠江へと勢力を伸ばした。
宇津山城を守る小原鎮実は、家康の家臣・酒井忠次の軍勢を迎え撃つが、多勢に無勢。
自身の重臣・増田団右衛門も討ち死にしてしまう。
そこで城を抜け出すことにしたが、せめてと一計を案じて城中に焔硝を埋めておき、
敵が入り込んだときに爆発するよう細工した。
そして、これは酒井忠次が城に乗り込むと同時に確かに爆発した。
・・・・・・派手に爆音が響いただけだったが。
死傷者は出ず、酒井忠次らは大いに驚いたがそれだけだった。
火薬の量が足りなかった話。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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