毛利隆元が急死したのは、41歳の若さであった。
落胆する父・元就に、厳島より一通の文章が届いた。
彼が死ぬ八ヶ月前に、厳島神社に奉納していった物だという。
それには、こう書かれていた。
「どうか、父を長生きさせてください。
もし、父に巳歳の災難が降りかかると言うのであれば、
どうぞ、私を身代わりにしてください。」
元就は、あふれる涙を抑える事ができなかった、と言う。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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