慶長8年(1603)、毛利輝元が江戸からの帰路、伏見より出した吉川広家への書状。
『ご子息がいよいよご成人なされると聞きました。
前よりも一段と利発に見えると、竹庵が聞かせてくれました。
心からお喜び申し上げます。
藤七郎(秀就)にも、私から伝えておきました。
本当に吉事ですね。
先日頂いた書状に付けて、思いもよらず御酒2樽、
それに加えてこちらでは珍しい野大根の漬物まで頂き、
ご厚志の至だと感じ入っております。
今私はとりわけて、これらを賞味しています。
お酒は特にいいですね!
両方とも私の直ぐ側に置いて、日夜頂いています。
まるで先祖伝来の重宝のように、秘蔵しているのですよ。』
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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