関ヶ原の合戦での西軍の島津軍の敵中突破は有名だが、
島津軍が福島正則の軍勢の側を突破しようとした。
福島正則は、
「島津このヤロー!!」
と島津軍に攻めかかろうとしたが、
島津軍の必死の覚悟をみた重臣が、
「もう勝敗は東軍の勝利に決しました。今更、攻めかかっても意味ありません。
それに島津軍のあの形相を見てください。
あの軍にいま攻め込めば我が軍は大損害を被りましょう。」
と必死に正則を止めた。
それを聞いた正則は、
「むむむ。」
と歯ぎしりしつつ、
「さりとて絶対に敵に後ろは見せたくない!」
と言って馬上で体を180度ねじって、上半身だけ島津軍に向けたのまま、
その場から離れましたとさ。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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