文禄・慶長の役の頃の話。
明の副総兵である劉テイが加藤清正が居城としていた、
西生浦城を訪ねた時のこと。
劉テイが清正に封と関白の座を与えようと持ちかけた。
秀吉を裏切って明側に寝返れと言うのである。
この提案に清正は、
「秀吉の日本統一は天の与えたものであり、
秀吉は明を征服して名を後世に掲げ、
男児の志を顕そうとするものである。
自分は秀吉と心を共にしているものであり、
明に降るいわれはない。」
と拒否したという。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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