運命の矢は☆ | げむおた街道をゆく

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朝鮮陣の時のこと。

ある城攻めにおいて、大谷吉継の部隊が仕寄り(城攻めのための足場)を、

構築していたときのこと。
 

この妨害のために城方から、大いに攻撃を受けた。

吉継はそんな中でも前線で指揮をしており、

これを心配した家臣のある者が、このように申し上げた。

「ここは矢弾がたくさん来る場所です。どうか後方に退いてください。」

吉継はそれを聞くと、その場で立ち上がり、この者に言った。

「運命の矢は、いつも一本だけだ。」 (運の矢は一本のものよと被申候由)

そして、決して後方に下がろうとはしなかったと言う。


なんとなく大谷吉継の死生観が見えてくるようなお話。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

こちらもよろしく

→ 敦賀の人、大谷吉継

 

 

 

ごきげんよう!