明の使者・朱良範に☆ | げむおた街道をゆく

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毛利元就が、まだ元服したばかりのある日。

元就は、大内の命令で明の使者を接待することになった。
 

下関から陸路で京都へ上がる道筋、吉田を通る一行をもてなせとの、

大内からの命令である。
 

毛利の当主は現在不在。
必然的に元就が供応役を仰せつかることになったのである。
 

そして元就が明の使者を接待している一行の中に、

朱良範と言う男が居た。
この男は元就の敬礼を見るや否や、

いきなり席を立ち上がり別室へと消えてしまう。
そして戻ってきたかと思うと一通の文を元就に手渡したのだった。
朱良範は今すぐ手紙を読むよう、元就に催促する。
そして以下の内容が僧侶によって読み上げられた。

『元就の顔は中国の皇帝そっくりだね。
 目と声は秦の始皇帝。顔は漢の高祖帝。背格好は唐の太宗皇帝に激似だよ!
 つまり君は将来病気しないし長生きするし、十人くらいの子供に恵まれて
 家も長く続んじゃないかな。』

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 百万一心・毛利元就、目次

 

 

 

 

 

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