臨終に際して☆ | げむおた街道をゆく

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毛利元就は、臨終に際して、大勢の子供達がいたので暇を乞わせ残さず呼び集めた。
そして子供の数ほどの矢を取り寄せると子供達にこう遺言した。
「矢は一本ずつ折れば問題なく簡単に折れるものです。
しかし、この矢を一つに束ねて折ればたとえ細い物でも折れなくなります。
各自、同じ思いで親の私の言うことをよく聞かなければなりません。」

そこで控えていた小早川隆景はこう付け加えた。
「兄弟が不和になるのは何事もみな欲から発生する問題ですから、

欲を捨て義をしっかりと守り通せば、
兄弟の仲が悪くなることはあるわけがないのです。」

これに元就は大いに感心して、

「各自、隆景が今言ったことに従うように。」
と子供達に言い聞かせたという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 百万一心・毛利元就、目次

 

 

 

 

 

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