元就が、松寿丸と名乗っていた頃。
子守が松寿丸を抱いて川を渡った時、つまずいてしまい、
松寿丸を川に落っことしてしまった。
子守はそのことを謝罪すると、
松寿丸は、
「道を歩いていては良くあることだ。気にすることは無い。」
と平然に言ってのけた。
両親が死に、兄が死に、
城を追い出され、横領され、
子守に川に落とされ、
散々な子ども時代ながら腐らない。
そんな元就公の寛容さがキラリと光るいい話。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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