豊臣秀吉は、山城国の山里という所を、梅松という坊主に預けた。
そこに新しく松を植えたところ、程なくして松茸が生えたとして、
松茸が献上されてきた。
秀吉は笑って、
「我が威光ならば、そういうこともあるだろう。」
と言った。
それから数度、松茸が献上されてきたが、実は他所から取り寄せたものだった。
秀吉は、左右の側近に向かい、
「もう松茸を献上するのはやめさせよ。生えすぎじゃ。」
と言ったという。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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