羽黒山の巫女☆ | げむおた街道をゆく

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その昔、大宝寺氏が庄内を治めていた時代には、

羽黒山には神宣を司る巫女達の集団があり、それを纏める女別当もいた。

祭礼ごとに湯立ての神事が行われ、神の啓示を巫女が民らに伝えていた。

神宣とはシャーマニズムの一種。

その年によって、「豊作になる。」「災害になる。」といったお告げがあっても、

外れる事もあった。

やがて庄内は、最上義光の領国となる。

最上義光、

「民らの祈りを扶助し後押しする事は奨励するけど、

豊作だと喜ばせて凶作だったら、
目も当てられないし、

天災を予兆して何事も起こらなければ、

いたずらに民心を不安にさせるだけだ。
神宣に規制を設けるよ。

言ってる事、わかるな?」

それに追い撃ちを掛けて、湯立て神事の火が元で山頂の御本社が焼失。

結果的に、羽黒山の巫女達は義光の時代から急速に数を減らし、

衰退していく事になった。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 出羽の驍将・最上義光、目次

 

 

 

 

 

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