酒井忠勝が、ある時茶会を催した時、伊達政宗もその席にあった。
そこで忠勝の所有していた、千利休作の茶杓を見ていたが、
そこで誤ったふりをしてその茶杓を、押し折ってしまった。
どうもバレバレだったらしい。
そうして政宗は帰宅すると、
早速自分の所持していた(武野)紹鴎作の茶杓を忠勝に送り届けた。
これは一体どういうつもりでこんな事をしたのか、その意味もまるでわからない。
全て政宗のやることは他人と異なること、この一事にても知るべきであろう。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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