湊典膳重季☆ | げむおた街道をゆく

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秋田実季が、秋田から宍戸へ移る際、

多くの家臣を残していかざるをえなくなった。


その一人に、湊典膳重季という老臣がいた。
一門で重臣だった典膳だが、

八十四という老齢からリストラ候補とされてしまったのだ。
長年忠勤したジイヤを置き去りにするのは、

実季も辛かった。
「何かこれからの生活の足しになるものでも…そうだ!」
思いついた実季、秘蔵していた医書二冊をせっせと書き写し、贈った。
「小児五疳治法」という、小児科虎の巻っぽいものだったらしい。

こうして、典膳家は町医者として身を立てることができた。
子孫は、佐竹当主の子の治療に功あり、

藩医として取り立てられたという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 秋田城介・安東実季

 

 

 

 

 

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