加治木で隠居生活を送っていた義弘。
悠々自適の生活を送ってはいたものの、
苦楽をともにした家臣の多くは世を去り、
また、残ったものも任地で多忙な日々を送っており、
随分寂しい思いをしていた。
そんな折、鹿児島城下にこんな高札が立った。
「殿が御老年でお寂しいから、お茶を進上したい者はお願い申すように。」
お殿様(義弘)が寂しがってるので茶飲み話の相手をしてあげてください、
ということなのだが、
城下町に高札を立てたことから瞬く間に薩摩大隅に話は広がり、
各地から加治木の義弘を訪れるようになったという。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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