七夕踊☆ | げむおた街道をゆく

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泗川戦勝の報に薩摩中が沸いた。
分けても伊作家お膝元の市来郷の百姓達の喜びは凄まじかった。

かつては分家の若殿だった義弘が、今や島津家を代表して渡海し、
大軍を打ち破ったのである。

喜びもひとしおであったろう。
彼らは思い思いの趣向を凝らし、棒踊に太鼓踊り、その他様々な踊りを創案して、
城下の祝賀会場に繰り込んだ。

凱旋した義弘はこのことを喜び、
「今後この踊りには、当家の家紋を使って苦しゅうないぞ。」
と、この踊りに使う旗指物から提灯に至るまで、丸に十字の家紋を使うことを許した。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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