一方の大将たらん者は☆ | げむおた街道をゆく

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天正二年七月、織田信長が長島の一揆を伐った時、

蒲生氏郷は大剛の者を組み討ちにして首を取り実検に入れた。

しかし信長はこれを冷笑し褒詞無かった。

暫くして氏郷に言った。
「凡そ勝負は時の運に寄るもので、兼ねて計ることは出来ない。

功名は武士の本意というが、それは品によるものだ。

今の汝の功名は、軽卒のやることである。

一方の大将たらん者は、更に好むべきではない。
身の危うきを顧みないのは、それほどの功とは言えない。

今後、この心を忘れるな。」
そう戒めたという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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