藤鶴姫☆ | げむおた街道をゆく

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永禄9年、

上野の堅城である箕輪城はついに武田信玄によりついに落城し、

城主である長野業盛は、父・業正の遺言通り降伏することなく自害した。

 

この業盛の妻・藤鶴姫は、元は上杉家の出であり、

わずかな家臣と共に越後へと逃れようとした。
しかし敵の追っ手がやってきたため家臣たちはその相手をして、

姫を先に逃がした。

 

1人で峠を越えようとした藤鶴姫。

しかし、女性の身では峠を越えるのは大変であり、

お堂のところで、少しだけ体を休めた。
すると今来た道の方から「おーい!」と呼ぶ声が。
「もう追っ手がそこまで…。もはやこれまで…。」と彼女はお堂の中で自害した。

 

しかしその声の主は追っ手からどうにか逃れてきた家臣だった。

哀れ藤鶴姫。

彼女が自害したお堂近くを汚すと今でも祟りがあり、鼻血が止まらなくなるという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 上州の黄斑・長野業正、目次

 

 

 

 

 

ごきげんよう!