熱田町口の紛争☆ | げむおた街道をゆく

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桶狭間の戦いの時。

ここに尾州河内二の郷の一向宗、

鯏浦の服部左京(友貞。織田家に属さない尾張国人)は、

此度の合戦で義元に力を合わすべしと一向宗を数多引き連れ、

武者舟数十艘に取り乗って大高の下、黒末の河まで乗って来た。

まず大高城に兵糧を多く運び入れて松平元康に力添えし、

自身は戦場へ赴いたところ、

19日の未の刻、はや義元討死なれば力を失い、

舟に乗って帰りがけに熱田の港へ舟どもを寄せ掛けて、

遠浅の所から下り立ち町口を放火しようとした。

町人どもはこれを見て、味方の勝ち戦に力を得て、

大勢が出て来て追い払ったところ、

服部の者どもは駆け散らされて数十人が討たれ、また舟に取り乗り、

河内を目指して引き入った。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 海道一の弓取り・今川義元、目次

 

 

 

 

 

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