祐夢さんと教え子☆ | げむおた街道をゆく

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大阪落城のあと、隠れていた長宗我部盛親が捕まり、

京の町を引き回されることとなった。
 

その姿を、大勢の町民達が見物したが、

その中に、近江の浪人・米原九郎衛門の娘も、
人に連れられ見物に来ていた。

やがて引き連れられてきた盛親の顔を見て、娘は驚いた。
盛親は、柳の厨子で親しくしていた寺子屋の先生・祐夢さんだったのだ。
 

彼女はいたたまれなくなり、泣きながら家に走り帰った。

後に米原九郎衛門は土佐の山内家に召抱えられ、娘も一緒に土佐に渡る。
彼女は人に聞かれる度に、大男で優しかった祐夢先生の思い出を、

涙ぐみながら語ったという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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