思い(願い、気持ちや、愛情、)を伝えるのに一番いい方法は、何でしょうか?
物(プレゼントなのか)、事(行動)なのか、、物語(言葉)なのか、
どれもなかなかよくできない自分です。うまく形にできればよいのですが
思い(願い、気持ちや、愛情、)を伝えるのに一番いい方法は、何でしょうか?
物(プレゼントなのか)、事(行動)なのか、、物語(言葉)なのか、
どれもなかなかよくできない自分です。うまく形にできればよいのですが
まず、一番目に言わなくてはならないのは、羽子板市で、売る羽子板と暮に、新生児のために用意していただく羽子板は、用途が(意味)違うという事かと思います。
期間的な部分で比較すると
羽子板市で売られてきた、羽子板は、暮れまでに用意して、新春に向け新年が一年良い年でありますようにと一年間飾るもの。
正月に羽根つきを推奨し、秋の豊饒のための鳥追いを行ったのではなかったと考えます。
これらに対して、
節句品として売られている羽子板は、12月の中旬までに飾って、1月中旬には閉まっていただくもの。
節句品とは、その時期を気を付けて過ごそうとする昔の人たちの知恵の産物であります。
だから出し入れをしていただかないと意味が半減してしまうと考えております。
12月の中旬からについては、
正月の準備を始める13日、(五行思想でいう土用の時間の前土用とは、土の作用のことで、種から育てる力と、消滅させてしまう力がある変動の激しい時間)
冬至(行ってみれば一年で一番陰の深い日)が二十日過ぎですのでその前には、
昔の暦でいう暮が丑の月、正月が寅の月、丑寅を別の言葉でいうと(鬼門)の鬼が暗躍する時間という事です。
それらの事が考えられる時期で、先人たちが、我が子が無事、新春を迎えられるようにとの願い、鬼除けで飾っていただくわけで、時期が過ぎたら閉まっていただくものという事です。
鬼とは、いやなことが起きることを総称しているだけですが、師走といってきた日本社会において、暮れの時間は、お子様への注意が散漫になる時期、、厳しい季節変化がある時期で、けがや、病気になりやすかった時期、現代のように、医薬万能の時代では、死にまでは至らないでしょうが先人たちは真剣に、忙しさにかまけ忘れがちになる、子供たちに対しての注意喚起の具として、飾り付けを行ったものと考えます。
1.基本的な考え方
まず、おひな祭りを区分して考えたらこうなると思っています。
・お雛様は、赤ちゃんの分身のようなもの
・お雛様は、赤ちゃんの形代→形代は、赤ちゃんの一年一年の無事を願うために
厄災を移すひとがたで汚してしまうもの(なでもの)
・お雛様を幸せにするのが雛飾り→
お殿様をはじめとした供揃いや道具を含めたものが
お雛さまの幸せを願う設えとなっている。(雛飾りつるし雛もお願いの設え)
・お雛様の幸せを雛飾りにして出し入れの祝いを重ねることが予祝、→
赤ちゃんの将来の幸せへのおまじないのお祭り
このようなことが、現代のひな祭りの考え方の核となっています。
伝統工芸品としてのお雛様について、少し話をしました。
PVをご覧になってみてください。
さのまるくんが当工房を取材した記事です。
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