休日の朝、庭の杏の枝にリンゴを刺しておいた。しばらくするとメジロのつがいがやって来てついばみはじた。3mほどの距離で眺めていたが警戒する様子もなくしばらく遊んでは食べ、食べては遊んで飛び去った。次にヒヨドリが来た。シジュウカラ、ムクドリも来た。
マンションの小さな庭がひと時野鳥の憩いの場になった。その後、妻がリンゴや柿の皮を刻んで皿に入れると、どこで見ているのかすぐにやってくるという。
信州の実家は山村にあり、家のすぐ前が里山になっていた。ポカポカ温かい日、冬枯れの林に入り込み落葉の絨毯に寝転んでいると頭の先でカサカサ音がする。山鳥がつがいで散歩していた。朝は賑やかな鳥の声で起きだした。
そんな遠い昔を思い出したひととき・・。
