今年も残り2週間。そろそろ年賀状作成の時期。が、その前に、喪中はがきの整理。歳が歳だけに親・兄弟姉妹を亡くされた方が年々増える。つらいのは子どもに先立たれた挨拶。
「子どもは社会全体で育む」とか言って子供手当が新設されたが、肝心の「社会の基盤整備」が遅々として進まないから少子化と言われながら保育園に入れない子どもが増加し、地域での交流がないためにいじめ・虐待に気づかずにむざむざ子どもを死に至らしめてしまう。子どもを大切にすることは大賛成だが、社会全体のハード・ソフトの受け皿がないまま手当をばらまくのは順序が逆じゃないのか。
一方の高齢者も又、年々追いつめられている。「家族介護から介護の社会化へ」を掲げて始まった介護保険制度も年を追うごとに条件が厳しくなり、サービスが減ったり、必要なしと認定され途方にくれている高齢者が増えている。
「選挙に勝たなければなんにもならない」という小沢流の議員促成栽培で政権を獲ったものの所詮数合わせの議員集団。100年の体系など考えろという方が無理な話。ある筈の埋蔵金はスズメの涙でマニフェストなど早々に吹っ飛んでしまった。
一体この国はどこへ行くのだろう。行きつく港もないままに漂流を始めるのだろうか。気分が重くなって年賀状の案文もまとまらない。これも管のせいだ!