久しぶりに本屋に立ち寄り書棚の間をブラブラ歩く。雨宮処凛さんの「仔猫の肉球」を買い、小泉武夫さんの「料理道楽」、夏坂健さんの「ゴルフを以って人を観ん」と「騎士たちの一番ホール」を予約。小泉武夫さんは発酵学で有名な方だが、研究室に籠っているよりは食材探求や地方の伝統食がお好きなようで自らも手作りで食を楽しんでいるようだ。夏坂さんは、亡くなったと記憶しているが(間違っていたらごめんなさい)、ゴルフに関する著作を多数書き上げており、私の大好きな作家の一人だ。
雨宮処凛さんの著書は初めてだが、新聞などで鋭い時評などを目にし以前から注目していたので、つい読んでみる気になった。そのタイトルに惹かれたのも確か。仔猫ときたら通り過ぎるわけにはいかないのだ。我が家の「くろべえ」については以前書いたので省くが・・。
最近の読書は前に読んだ本を引っ張り出しての再読がほとんど。これも又、かつて読んだ時と全く違う受け止め方をしたりして面白い。歳を重ねて物の見方が変わったりするとかつては面白いと感じなかったことに興味が湧いたり、なんとなく読み飛ばしていたことが胸に迫ったりしてくる。
近年、“活字離れ”とかで本の売れ行きが下がっているようだが、読書は心の漢方薬、すぐにどうなるものでもないが、何かしら栄養を与えてくれる。
