関東のオオカミ信仰といえば三峯神社と武蔵御嶽神社です。
どちらかといえば三峯神社のが有名で古いと思われがちですが、実は武蔵御嶽神社の方が古いんです。
三峯神社
創建 12代景行天皇(70年〜130年)
武蔵御岳神社
創建 10代崇神天皇7年(紀元前91年)
武蔵御嶽神社の方が2代前なんです。
オオカミといえば三峯神社なのに、オオカミ信仰というのは御嶽神社が先なのか?
と思って調べたところ
御嶽神社のHPに書かれていました。
「日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の 際、この御岳山から西北に進もうとされたとき、深山の邪神が大きな白鹿と化して道を塞いだ。尊 は山蒜(やまびる=野蒜)で大鹿を退治したが、そのとき山谷鳴動して雲霧が発生し、道に迷われてしまう。そこへ、忽然と白狼が現れ、西北へ尊の軍を導いた。尊は白狼に、『大口真神(おおくちまがみ)としてこの御岳山に留まり、すべての魔物を退治せよ』と仰せられた。」
オオカミ信仰は同じ時期から始まったようです。
三峯神社(埼玉県)
御嶽神社(東京都)