20年以上販売業で接客をしていた私は



最初のうちは接客をしようとすると



目の前が真っ白になり



耳鳴りがした



ひどい時は耳が聞こえなくなった。



話かけようとすると嫌な顔をされたから



私はお客さんから嫌われていると思っていた。



自分が買い物に行っても話しかけて欲しくなかったから



みんなそう思っていると思っていた。



しかし実際には相談して買いたい方もいた



みんな話しかけて欲しくないだろうと



推測しているだけだった。



それが心理学でいう



推論の誤りです





ある日スーパーで知らない人に話しかけたら



気持ち悪いって顔をされた



世の中冷たい人ばかりだ



もう他人とは関わらないようにしよう



私は更に対人恐怖症になった。



しかしある時気がついた



本当は人が好きなのだと



楽しく会話をしたかっただけだった。



田舎で生まれた私の近所は親戚だらけ



みんな知り合いだったから



誰とでも挨拶をしていた。



それが実家を離れるとみんな他人



それが寂しかったんだ。



ここでは



世の中冷たい人ばかりだ



が推論の誤りです。




こんな感じで人の悩みは



推論の誤りである事が多いんです。



対人恐怖症の時もあれば、そうではない時もあるんです。