大安や一粒万倍日は有名ですが
皆さんがあまり知らないのが
暦注の中でも悪い日です。
現在のカレンダーだと仏滅です。
暦注というのは暦が日本に入ってきた頃から使われていて、特に12直は陰陽師が国の行事の際の日取り決めに使用していました。
明治政府により暦注廃止が行われ
現在では全て迷信とされ
国が作るカレンダーには暦注は書かれていません
暦注で悪日は結構あり
三隣亡・受死日・十死日・五墓日・帰忌日・血忌日・天火日・地火日・凶会日・往亡日・大禍日・狼藉日・滅門日・時下食・歳下食
しかし現在では殆ど参考にしていません。
気にしても結婚式の際の大安とか仏滅くらいでしょう
あとは宝くじを買う時の一粒万倍日
これは一説によると宝くじ売り場が仕掛けた販売促進方法だとされています。
そもそも一粒万倍日とは一つのもみが万倍になると言う意味ではなく、一つの善行が万倍になると言う意味ですが、占いのサイトでも勘違いしています。
悪日で今でも信じられているのは三隣亡です。
三隣亡の日に建築や引っ越しなどを行うと、自分の家を含む三軒隣まで災いが及ぶと言われています。古くから伝わる言い伝えで、建築業界では今でも気にする人が多いです。
地域によっては贈り物を贈られると悪い事が起きるとされたり、山形県では年間三隣亡の年は建築件数が減少します。
しかし三隣亡の由来には諸説あります。江戸時代の書物では「三輪宝」と書かれ、「天」「地」「人」の三点の中心に宝が位置することを意味していました。「屋立てよし」「蔵立てよし」とも記載され、吉日とされていたのです。
江戸時代は建築業が忙しく大工の休日を作る為に三隣亡に変えたとされています。
現在カレンダーに書いてある六曜は全く信憑性がないですが、行事の参加者に気にする人がいる場合は日取りを気にする必要があります。