2016年11月28日
昨日は仙石東北ラインに乗車し、仙石線の駅訪問を行い、新線や移転された
路線に乗車しました。 仙石線の終点の石巻駅の近くに宿泊したのは、本日
は震災復旧された石巻線へと向かうためです。
石巻駅
石巻線の下り列車の始発時間が7時以降と少々遅いので、仙石線の一駅訪問
することにしました。 仙石線は頭端式2面ホームとなっています。
仙石線と仙石東北ラインのダイヤには30分程間隔がありますが、仙台駅への到
着時間は数分程度しか差が出ないので、仙石線の乗客は少ない感じです。
陸前山下駅
石巻駅の隣、陸前山下駅は島式ホームを踏切で結んでいます。
震災時には津波の浸水を受けた事で、駅舎は新しくなっています。
有人駅ですが早朝なので無人化されています。 簡易ICカード改札機が設置
されています。 駅の周囲は住宅地なので、通勤・通学の利用者が見られます。
1番ホームに0キロポストが見られます。 陸前山下駅より石巻港駅間の貨物
専用線の仙石線支線の0キロポストです。 仙台方面より貨物線が分岐してい
るのも見られます。
石巻駅
石巻駅からは石巻線の下り列車に乗車します。 女川駅行はキハ110形の3両
編成ですが、車内は空いています。
石巻線には震災後にも一度訪問して、被害の様子などを確認しながら駅訪問を
行って以来となります。
渡波駅
石巻駅より2ツ目の渡波駅は相対式ホームを踏切で結んでいます。
少し大きな木造駅舎となっています。 駅の周囲は民家が多く、高校もあるので
利用者はそこそこいるようです。
業務委託駅のようですが、早朝なので無人駅となっています。 しかし、待合室に
はストーブが点火されているので暖かいです。
駅名標はJR東日本仕様と観光写真が入った2種類が並んで掲示されています。
渡波駅から女川駅間では列車交換可能駅が無いので、女川駅からの折り返しの
上り列車に乗車します。 下り列車は空いていたのですが、通勤・通学の乗客で、
3両編成の車内は満員状態です。
陸前稲井駅
渡波駅の隣、陸前稲井駅は片面ホームに待合室のみの小さな簡易駅舎の
駅となっています。 駅前は幹線道路、駅裏には住宅地となっています。
小さな待合室には簡易自動券売機が設置されています。
前回の訪問駅と合わせて、石巻駅から女川駅間の駅は全て訪問できましたが、
震災復興した女川駅は未訪問となっていますので、女川駅行に乗車します。
2両編成の110形の車内は少々混雑していましたが、渡波駅で学生が降車した
事で、車内は閑散としてしまいました。
女川駅
石巻線の終点、女川駅に到着しました。 単式の頭端式ホームとなっています。
旧駅舎は東日本大震災の津波で破壊しましたので、新しくなっています。
駅舎は3階建てで1階部分には駅事務所、待合室、足湯の施設に合わせて、
女川温泉「ゆぽっぽ」の受付と売店があります。
今後の津波影響が無い様に、以前の駅舎より約200Mも山側に移転しました
ので、以前は更にレールが伸びていました。
又、以前は1面2線のホームでしたので留置も可能な駅でしたが、現在は折り
返し運行となっています。
現駅舎から旧駅舎のあった場所あたり迄は商業施設「シーパルピア女川」がで
きています。 早朝のため飲食店なども開店前でしたので、見学だけとなりまし
た。 駅舎前からも海岸が見えますので、津波の影響が大きかったのだと思え
ました。
海岸近くへ行くと津波被害を受けた女川交番が残されています。 震災遺功と
して残されるようなので、今後は周辺の整備が行われると思えます。
次の列車迄1時間程ありますので、駅舎内の女川温泉「ゆぽっぽ」に入浴して
行く事としました。 午前9時より営業開始となっていますが、1番での入浴とな
りました。 入浴施設の他に休憩室や売店もあり、途中外出も可能となっていま
すので、1日ゆっくりと出来る場所となっています。
売店内には旧女川駅舎の写真が展示されていました。 東北の駅百選にも選
定されていた駅舎を思いだされます。
女川駅には20年程前に1度と震災後の代行バスの終点に訪問していますの
で、大きな変化を遂げた女川駅でした。
女川温泉「ゆぽっぽ」の売店で購入しました。 女川で水揚げされたさんまを
パンに練りこんであります。 製造元によってさんまの形に違いがあるようです。
女川駅で朝湯に浸かり少々サッパリして、石巻線に乗車し、小牛田駅へて向か
いますが、その様子は次回に・・・o(^▽^)o