生駒ケーブルは生活路線の宝山寺線と遊園地への観光路線の山上線の
2路線があり、宝山寺駅で乗換えとなります。
複線化されている宝山寺線ですが、山上線は単線となりますので、多客期
には宝山寺駅で乗車待ちとなるでしょう。
山上線は頭端式2面1線ホームです。 駅名標は近鉄の標準的なものです。
梅屋敷駅は片面ホームに屋根のみの待合室の無人駅です。 以前はホ
ームに上屋が設置されていたようですが、現在は撤去されています。
駅の上部には列車行き違い場が見えます。 駅の下部には歩行者用の
踏切があります。 山上線にも歩行者専用踏切が2箇所あります。
梅屋敷駅の隣、霞ヶ丘駅は片面ホームのみの無人駅です。 待合室や
ホームベンチなどの設備はありません。 周囲には民家や建物などは無く
ハイキングコース途中にある駅です。
訪問したのが1月でしたので、生駒山の山頂に近づき積雪が見られます。
ケーブルカーの特性で利用者がある梅屋敷駅での停車するために設置さ
れた駅なので利用者はいないと思え、秘境駅ランキングは31位となってい
ます。 ホームから見える大阪方面の風景は絶景です。
坂本ケーブルのもたて山駅、ほうらい丘駅と異なり、生駒山上駅への直行
運転を除き必ず停車する駅となっています。
生駒ケーブルカーの終点、生駒山上駅は生駒山上遊園地の玄関駅として
飾られています。 生駒山上遊園地は入場は無料なので、園内へのゲート
などは設置されていません。 生駒山上遊園地は冬季期間は休園となって
多客期には宝山寺駅から生駒山上駅への直行運転も設定されるようです。
生駒山上遊園地が休園ですが40分間隔で運行されています。
生駒山は奈良県ですが、生駒ケーブルカーの霞ヶ丘駅は大阪市内から最も
近い秘境駅ではないでしょうか。 生駒山上遊園地で遊ぶついでに、秘境駅
訪問も楽しいのではないでしょうか?