昨日掲載したブログで紹介したのは、万葉線で試験走行している「ハイ!ト
ラム」でした。
開始していますが、試乗会には事前に往復はがきでの申込が必要です。
応募多数の場合は抽選となるようでしたが、大きな宣伝などは行われてま
せんでしたので、全員当選しているようです。
乗車区間が決まっているので、米島口電停→越ノ潟電停に乗車しますので、
終点の越ノ潟電停に自家用車を駐車し、出発の米島口電停へと向かいます。
米島口電停迄の運賃は350円です。
米島口電停は万葉線の本社、車庫を備えていて、乗務員交替も行われて
います。車庫内には「ドラえもん列車」も見られます。
高岡駅電停を出発した「ハイ!トラム」が米島口電停に到着します。
下車し、代わって私たちのグループが乗車します。
試験走行用の車内ですが、座席やつり革も備えられています。
しかし、計測機械に車内用のバッテリーが見られます。
試験運行なので、運転席の後ろに置かれています。 全てのバッテリーで
万葉線は2往復程できるとのことです。 本格的に導入した場合は、片道
程度の蓄電で良いので、車内のバッテリーは少なくなるとのことです。
車内の液晶画面には架線からの電力供給の数字やバッテリーの蓄電量
などがわかるようになっています。
バッテリが乗っているので通常よりは重たい車体となっています。
車体価格もお高いですが、省電力で運用費用が軽減できるようです。
カーナビ用の地図には現在走行中の場所が表示されています。
チョット驚いたのが、車内のエアコンが一般家庭用の同等のものです。
バッテリーからの給電により安定した電気が取れるので、列車用のエアコン
でなくとも使用できるので、チョットお安い設備となっているようです。
液晶画面ではパンダグラフの昇降が見られます。
乗車し、「ハイ!トラム」の説明や質問を受けてくれます。
試乗会の乗客には、車両説明資料も配られます。
万葉線の通常列車の前を併走する形で、終点の越ノ潟電停までの乗車
です。 途中東新湊電停から越ノ潟電停間は、バッテリーのみでの走行
を行いまずか、通常走行との違いは無いです。
越ノ潟電停迄の約20分程の試乗会でした。
折返し高岡駅行として米島口電停への試乗客を乗車します。
クラフトが配布されました。
蓄電池駆動式の車両は既に導入されている烏山線では電化されている東
北本線で蓄電し、烏山線の非電化路線を蓄電池駆動で走行しています。
しかし、万葉線では全区間電化されていますので、蓄電池駆動のメリットが
少ないと思われます。
しかし、北陸新幹線開業には北陸本線が第三セクター化されますので、将
来的には、万葉線から旧・北陸本線への直接乗入れも可能となります。
しかし、万葉線は直流、北陸本線は交流との違いがありますので、現行の
車両では乗入れはできませんが、蓄電池駆動の車両ならば問題が無いこ
とになります。
合わせて、高岡駅起点の氷見線・城端線の非電化路線への直接乗入れも
可能となりますので、今後の運行形態の変化に期待できることとなります。