「JR最長片道きっぷ」の旅は基本的には路線を走破することが目的ですが、
途中には是非とも下車したいと思い、ダイヤを調整した路線もあります。
三江線を運行する列車は少なく、下車する宇津井駅は1日4往復の列車が
停車するだけの駅となっていますので、訪問するのには工夫が必要です。
三次駅への到着時間は少々遅くなりますが、下車することにしました。
宇都井駅のホームは高さ30mの位置にあり、「日本一の高さにある駅」と
なっています。山を貫くトンネルとトンネルの間の高架ホームに駅を作った
ことで、異様にのっぽな駅となったと思えます。
片面ホームですが、キハ120しか停車しない駅ですが、ホームは長く造ら
れています。 ホーム幅は狭く、駅名標も正面からは撮影できません。
ホームに接して小さい待合室があります。 待合室内には地元の人が作成
宇都井駅の駅舎は団地の階段部分のみを思わせる雰囲気です。
5階建てビルに相当する高さで、階段は116段ありますが、エレベーター
やエスカレーターは設置されていません。 ホームへの往復はチョット大変
でした。 日没後は駅の階段の照明でチョット綺麗な駅舎となります。
ホームからは宇都井の集落が見えますが、駅前は田畑となっています。
小さい集落なので民家の照明も少なく、日没後は星も見える駅です。
宇都井駅訪問時には同列車で私以外に3名も下車しましたが、全て「鉄
ちゃん」で内1名が女性でした。
ダイヤも少なく、ホーム迄の移動を考えると、地元の人は利用することが
少ないでしょうネ。