2014年3月12日
姫路市内に宿泊し、春の「青春18きっぷ」の4日目のテツ旅は一旦帰路へ
とつきます。 単純に帰宅するのであれば、新快速敦賀駅行に乗車すれば
良いのですが、それでは面白くないのでチョット遠回りしていきます。
遠回りしますので、姫路駅は日の出前に出発となりますが、山陽本線のホームには神戸・
播但線に乗車し和田山駅方面へと向います。播但線への乗車は「JR最長片道きっぷ」の
旅で乗車いらいとなります。 播但線の途中、寺前駅迄は電化されていますので103系電
車に乗車します。 山手線の通勤型電車でロングシートですが、地方交通線になるとワンマ
ン列車として運賃箱が設置されるようになっています。
2両編成での運行で、姫路駅到着の車内は満員状態ですが、乗車した列車は下り列車のた
め、車内は空いています。
鶴居駅は相対式ホームを跨線橋で結んだ無人駅ですが、列車交換が無い場合は1番ホーム
に停車しますので、2番ホームに停車するのは1日数本となっています。
無人駅ですが、出札窓口は残っています。 待合室には自動券売機があります。
ひさしの下の駅名標も古さを感じます。
姫路駅方面の乗客ばかりで、下り列車に
乗車したのは私だけでした。
播但線の電化区間は寺前駅で終了しますので、キハ40形に乗換えとなります。
播但線のダイヤでは、特急「はまかぜ」は全線を走行しますが、普通列車は寺前駅での
乗換えが必要となります。
寺前駅迄は運行本数が多いのですが、寺前駅~和田山駅間のダイヤは減少します。
「JR最長片道きっぷ」の旅では寺前駅で和田山駅行を待つことになりましたが、今回
は直ぐの乗換えとなりました。到着ホームの隣ホームに和田山駅行が待っています。
寺前駅~和田山駅間は山間地を気動車で通るためか、駅間は少々ながい時間となります。
和田山駅の一ツ手前の竹田駅で下車します。 片面ホーム2面を跨線橋で結んだ委託駅
員の駅です。 駅舎はNHK「木造駅舎の旅」でも紹介された立派な木造駅舎ですが、駅舎
の塗装・改装工事が行われて少々綺麗な駅舎となっています。
駅舎の横には丸型ポストも設置され、古い駅舎の雰囲気を出しています。
元は島式ホームでしたが、レールは撤去されています。 委託駅員は切符販売に下車時の
改札業務を行っています。 待合室内には観光案内所も入居しています。
竹田駅は「天空の城」「日本のマチュピチュ」と呼ばれる、竹田城への最寄駅となってい
て駅の後ろの山頂には竹田城の石垣が見えます。
駅の裏には竹田城への登山口がありますが、冬季期間は入山禁止道となっています。
近年は竹田城の人気が上がり、特急「はまかぜ」も一部の列車が停車するなど、話題の
場所となっていますが、渋滞や事故などが急増している問題から一般車両の入山を禁止す
るようです。
駅前からの路線バスを利用することとなるので、鉄道での訪問者が増えるのではないかとも
思えます。
和田山駅で山陰本線の下り列車へ乗換えます。 山陰本線の和田山駅~香住駅迄は
播但線として開業し、後日山陰本線へ編入された路線ですので、そのまま播但線に乗車?
和田山駅の隣、養父駅で下車します。 島式ホームを跨線橋で結んでいます。
養父市の駅名ですが、中心駅は隣の八鹿駅なので駅前は小さな集落で、人通りも少ない
です。 駅の裏は田園風景です。
養父駅は瓦葺木造駅舎で、この駅も「木造駅舎の旅」で紹介されています。
建物財産標では明治41年となっていますので、開業当時の駅舎だと思えます。
小さな待合室も古さを感じ、ベンチなども昭和初期のデザインのものです。
委託駅員が切符販売を行っていますが、出札窓口も古い形式で薄緑色カラーは国鉄を
感じます。
チナミに、養父駅の隣には病院がありますが「やぶ病院」にはなっていませんでした。
本日の前編は古い木造駅舎への訪問となりました。 播但線や山陰本線
ではダイヤが少なくなる場所にありますので、訪問するには十分な計画が
必要と思えます。 時間的にも自宅へと向う必要がありますので、東へと
向いますが、その内容は後編に・・・ (‐^▽^‐)