2014年1月21日
三岐鉄道北勢線に乗車し、終点阿下喜駅に到着しました。 三岐鉄道
三岐線の伊勢治田駅迄は徒歩20分程なので、徒歩で向かう事にします。
阿下喜駅の正面を出て左手に進むみ員弁川の橋を渡ります。 その後は徐々に坂道を
国道306号の交差点には伊勢治田駅の表示が見られます。 交差点を渡り、コンビニ
「ミニストップ」を右手に見て、坂を更に登ると古い住宅地へと入っていきます。
街中の路地を歩くと、三岐鉄道三岐線の踏切が見えてきます。
ほぼ登りの道で20分弱で到着できました。
伊勢治田駅
伊勢治田駅は島式ホームを踏切で結んでいます。 古い形式の駅舎で駅正面・裏には
三岐線内には自動改札機は導入されておらず、自動券売機なども設置されていないの
で、有人駅が多くなっています。
駅名標は丸太造りとなっています。 ちなみに「いせはった」の駅名ですが「つ」の字が
伊勢治田駅の構内には多くのヤードが見られ、セメント用貨物列車が通過していきます。
三岐鉄道三岐線は旅客業務も取扱う小規模私鉄としては、唯一の貨物列車が運行して
いる鉄道だと思えます。今回は下車しませんでしたが、丹生川駅には「貨物鉄道博物館」
もあり、貨物列車好きテツには聖地のような路線です。
元西武鉄道の新101系電車は、北勢線と同様の車体カラーの車両が入線してきます。
三岐線は狭軌路線なので北勢線に比べると広い車内となります。
下り列車なので乗客は数名程度でした。
三岐鉄道三岐線の終点、西藤原駅に到着します。 三岐鉄道の名前からも岐阜県迄
延長を考えられた鉄道会社ですが、岐阜県との県境手前が終点となってしまいました。
そのため、三重県では最北の駅となっています。
駅舎はSLが客車を引いた2台並んだ姿で、中部の駅百選に選定されています。
島式ホームを踏切で結んでいますが、片面は保存車両の留置場となっているので、現在は
片面ホームのみ使用となっており、折返し運行となっています。
有人駅で待合室内には郵便局も入居しています。 簡易郵便局の消印は風景印となって
いますので、ハガキを出してみました。 風景印は西藤原駅の駅舎となっていますので、
駅訪問記念となりました。
駅の周囲は住宅地でお店などは見当たりませんでした。 三岐線のレールはホームを
過ぎて住宅地迄伸びていました。 昔は折返しに利用されたと思えますが、この先が
岐阜県へと伸びていたならば・・・とも思えました。 (・∀・)
駅前の広場には「ウィステリア鉄道」なる鉄道公園が整備されています。 日曜日には
駅のホームには静態保存の車両も見られます。
蒸気機関車E102号機は三岐鉄道創業時の車両で、大阪窯業セメントの伊丹で入換
作業用として利用された後、里帰りしてきました。
ディーゼル機関車DB25号機は太平洋セメントの名古屋で使用されていた車両です。
大阪窯業セメントいぶき500形電気機関車は伊吹工場で活躍後、大井川鉄道に譲渡
されましたが、中部国際空港の埋立土砂運搬用に三岐鉄道に移動し、土砂運搬作業終
了後は、三岐鉄道に保存されることになった車両です。
平日なので人影も少ない駅でした。 三岐線を完乗すべく、近鉄富田駅へと向かいます。
大安駅は片面ホームの有人駅です。 町の資金で建設された駅舎で駅舎内には図書館と
旅行代理店が入居しています。 駅前もパーク&ライドの駐車場として利用されているので
多くの車が駐車しています。 中部の駅百選にも選定されています。
待合室も広いです。 「大安」との縁起の良い名前で、今月末から「大安御守」の記念入
場券が販売されるようです。
北勢中央公園口駅は片面ホームの有人駅です。 駅舎はガラスを多様した造りで、屋根に
は自転車のモニュメントが乗っていて、中部の駅百選にも選定されています。
駅名の北勢中央公園とは少し離れているようで、周囲は民家が多く見られます。
待合室よりはコンコースが広く、ガラス張りで明るいです。
駅名標には旧駅名の「大長」が記載されています。
訪問したいと思っていた駅には下車できましたが、日没迄は時間もありま
すので、近鉄富田駅迄の駅に下車することにしました。
その様子は明日に・・・(≡^∇^≡)