最も木造駅舎が多く残っている私鉄 ① (第十二回) | テツ浪人の旅姿

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[JR最長片道切符の旅 2010/10/20] [2度目のJR全線完乗 2014/01/01]               
(注)画像データは2011年以前のブログに関しては消去されています。

古い木造駅舎は老朽化の影響もあり、改装が進んでいるのが実態です。

特に、ローカル私鉄路線ではワンマン運行が進み、駅舎も不要となって

いるので、駅舎が解体されるのも常だと思えます。

 

国鉄路線の第三セクター天竜浜名湖鉄道若桜鉄道では古い木

駅舎は残っていますが、純然たる私鉄路線の中で古い木造駅舎が数多

残っている路線を考えると・・・ ヘ(・o・Ξ・o・)ヘ 地元富山富山地方鉄

は、古い木造駅舎が残っていると思えます。

 

古い木造駅舎の数が多いので、本線を今回と次回の2回に分けて掲載し

上滝線立山線支線別に駅を紹介したいと思います。

今回は富山地方鉄道本線富山市滑川市残っている木造駅舎を

紹介します。

 

越中荏原駅
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富山地方鉄道電鉄富山駅より4ツ目の越中荏原駅は、2010年迄古い木造駅舎でし

たが、現在は、同じ様な形の新しい駅舎となっています。 島式ホームを踏切で結んでいます。

周囲は住宅地で、近くには大きな高校があることで、乗降客は多い駅です。

 

越中三郷駅

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相対式ホームを踏切で結んだ無人駅ですが、駅の上下ホームともに出入口があります。

周囲は民家が集まっていますが、田畑も多く、乗降客は多くはないです。

駅舎の三角の屋根には、富山地方鉄道の古い会社名「富山電鉄」の名称が残っています。

 

寺田駅
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富山地方鉄道本線立山線の接続駅の寺田駅です。 相対式ホーム2面を踏切で結ん

います。 木造瓦葺駅舎は有人駅となっています。 本線立山線の間のホームは三角形

なっていて、古い木造待合室は駅舎待合室よりも広いです。

駅前は民家が集まっていますが、駅の周囲は田んぼが広がっていて、立山連峰の山並み

綺麗に見える駅です。

 

浜加積駅
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富山地方鉄道本線中滑川駅を過ぎると、北陸本線と並行して走ります。

浜加積駅は片面ホームの無人駅で、出札口なども昔のまま残っています。

周囲には小さな集落ですが、乗降客は少ないです。

 

早月加積駅
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相対式ホームを踏切で結んだ無人駅です。 駅舎の駅名標は屋根の下に四角い板で掲示

されていた名残がありますが、今は読めません。 駅前は小さい集落ですが、駅周囲は

田畑が広がっています。 JR東滑川駅少し離れた場所にあります。

 

今回は富山市から滑川市迄の木造駅舎を紹介しました。

富山地方鉄道の駅舎の形は全て異なっているいようです。富山地方鉄道

も数社の鉄道会社が合併してできた路線ですが、富山黒部間は富山電

気鉄道一社の路線でしたので、駅舎の設計に統一が無いのも珍しいです。

 

次回は魚津市から終点宇奈月駅迄の木造駅舎を紹介します。