第三回は「日本海に一番近い駅」、青海川駅です。
青海川駅には2度訪問しています。 一度目は2007年12月です。
2007年7月に発生した新潟県中越沖地震の土砂崩れで信越本線が不通となっていま
したが、再開後に訪問しました。
訪問時には、プレハブの仮待合室が設置され、土砂崩れの補強工事が行われていました。
プレハブの待合室には暖房も無く、冬季なので寒かったです。
土砂崩れ防止柵の設置に合わせて、旧駅舎も被害を受けた影響で新築工事が並行して
進んでいました。 駅の周囲には青海川の集落で民家が10数軒程が集まっています。
崖に挟まれた集落で、高速道路や国道には大きな橋がかかっています。
相対式ホームを跨線橋で結んだ無人駅ですが、跨線橋は昔のままのようで、被害は無かった
ようです。 ホームからは日本海の海岸線がはっきりと見られます。
駅を出ると海岸迄の遊歩道が整備されています。海岸からも青海川駅のホームが見られます。
2008年3月に新駅舎が完成していました。 待合室のみの無人駅ですが、モダンな造りと
なっています。 駅の側面には石版で「青海川駅」と大きな駅名と新潟県の形が飾られて
駅舎の新築以外は大きな変化は無く、ホームからは今も日本海が見られます。
待合室にはエアコンも設置されています。 信越本線の長岡駅⇔直江津駅間のダイヤは
時間帯では薄くなっています。
青海川駅は「日本一海に近い駅」と称する場合もありますが、海芝浦駅や
北浜駅なども海岸線側の駅となっていますので、「日本一海に近い駅」を
決定するのは難しいので「日本海に一番近い駅」と称します。
「高校教師」のロケーションに使用されたことで有名になった時期もありま
すが、私が訪問した時には下車する乗客もいない静かな駅でした。
天候が良い時の夕方に、柿崎駅~柏崎駅間を通過する時には、夕日が
日本海に沈む風景は素晴らしいので、夕方に訪問したい駅です。