2013年6月17日
「名古屋電車2DAYフリーパス」でのテツ旅も残り半日程となりました。
当初に予定していた駅への訪問も残り1駅となっていますので、チョット
寄道を行うことにします。
10時19分 須ヶ口駅 着
本線の名古屋方面へは直接乗入れる列車もありますが、岐阜方面は乗換えとなります。
10時23分 須ヶ口駅 発 名鉄岐阜駅行
須ヶ口駅には車両基地もありますので、
乗車した車両は車庫から出発してきました。
2ツ目の新清洲駅で下車します。 島式ホーム2面を地下通路で結んだ有人駅です。
上下線のホームは別れていて、優等列車の通過待ちも行われています。
自由通路式の地下通路で改札口も地下通路にありますので、駅舎はありません。
新清洲駅から徒歩15分程先に清洲城がありますので、徒歩で向かうことにします。
JR東海道本線に乗車すると清洲城が見えます。 再建されたお城ですが、通るたびに
地下通路を出ると「清洲城→」の案内板も設置されています。 駅前を少し出ると五条川が
あり、遠くに清洲城が見えるので川沿に進むと、清洲古城跡の石碑があります。
清洲古城跡は草が茂っている場所ですが、少し先には清洲公園があります。
清洲公園を出て、東海道本線と東海道新幹線の線路下を通ると、対岸に清洲城が見ら
れます。 お城の対岸には駐車場があり、赤い大手橋を渡ると入城できます。
お城の庭には無料で入れますが、お城の入館には入場料300円となっています。
JAF会員割引で250円となりました。
4階建ての構造で、1階から3階迄は、清洲城の歴史資料の展示や映像で紹介されて
テツとしていは、新幹線や東海道本線の通過列車を天守閣から見ることが一番です。
再び、新清洲駅へと戻ります。
12時18分 新清洲駅 発 急行 豊川稲荷駅行
新清洲駅には急行列車も停車しますので、
名鉄名古屋駅へと向かいます。
12時27分 名鉄名古屋駅 着
お昼なので駅弁を購入し、犬山方面への普通列車に乗車します。
しかし何度乗車しても、名鉄名古屋駅の列車入線はすごいな~と思えます。
行先が異なる、普通・急行・特急などが同じホームに入線し、ドアの位置が少しだけの
違いで、乗客が列車待ちで並んでいます。
乗車する位置が何処なのか判るには、少し慣れないと難しいでしょう。
昨日訪問することも考えましたが、石仏駅から布袋駅間での人身事故の影響で、下車
する事を諦め、本日訪問しました。
布袋駅は「中部の駅百選」に選定され、2009年発行された「日本鉄道旅行地図帳」では
名駅舎として紹介され、NHKの「木造駅舎の旅」でも放送された、名古屋鉄道では一番古い
木造駅舎が残っている駅でした。
大正レトロを感じる駅として知られていましたが、高架化工事が計画される中で、駅舎の
解体が計画され、住民からの保存運動も起こりましたが、駅舎の一部を保存することで取壊し
となりました。 現在は新しい駅舎が完成し、新しいホームの建設中です。
既に下りホームは新しいホームで運行していて、跨線橋で結ばれていますが、上りホームは
建設中のため、昔のホームを踏切で結んでいます。
昔のホームには古いベンチなどは残っていますが、もう少しの運用となるのでしょう。
線路の高架化は、列車のスピードアップや安全面では必要と思えますし、駅舎にも自動
改札機などの設置するには、古い木造駅舎では都合が悪い点も多いと思えます。
都市部の住宅地で乗降客が多い路線では、古い木造駅舎やホームなどが残ることは
難しいでしょうが、やはり少し寂しく感じます。
13時44分 布袋駅 発 犬山駅行
木造駅舎が残っていれは、少しはゆっくりと
しますが、現在の駅舎なので、早々に移動します。
予定していた駅の訪問が終えましたので、チョット気になる駅へと向かいます。
13時59分 犬山駅 着
14時08分 犬山駅 発 新可児駅行
犬山駅で広見線へと乗換えます。
2月にも広見線に乗車していますが、新可児駅迄は、15分に1本程度のダイヤとなっていま
すので、訪問しやすいです。
新可児駅から御嵩駅間はワンマン運転区間となっていますので、ホーム内の改札を通ります。
30分に1本のダイヤで折返し運転を行っています。 2両編成ですが車内は10名程の
乗客です。
2月に乗車した時には終点御嵩駅迄乗車しましたので、今回は途中駅で下車します。
御嵩駅の手前、御嵩口駅で下車します。 片面ホームにホーム待合所のみのの無人駅です。
駅前には広い駐輪場となっていて、大きな駅名標が設置され、民家が集まっています。
15時00分 御嵩口駅 発 新可児駅行
御嵩駅より折返してきた列車に乗車しました
ので、6分程しか駅には留まれませんでした。
新可児駅の隣、明智駅で下車します。 相対式ホームを踏切で結んだ無人駅です。
駅舎は古い木造駅舎が残っています。 待合室は昔のベンチなどが残っています。
相対式ホームですが、島式ホーム2面の名残があり、駅舎側にはレールも残っています。
明智駅は廃線となった八百津線の起点駅でした。名古屋鉄道の最後の非電化路線と
して、一度だけ乗車しました。 明智駅には名残は見られませんでした。
明智駅より再度御嵩駅に乗車します。 新聞運送も行われていて、乗車した車両では
新聞を下ろす作業が行われました。
顔戸駅は片面ホームにホーム待合所のみの無人駅です。 駅の周囲は小さな集落です。
15時33分 顔戸駅 発 新可児駅行
再び御嵩駅からの折返の列車で新可児駅へ
と戻ります。
新可児駅から御嵩駅間は名鉄より廃線要望が出ている路線です。 現在は自治体からの
補填が行われて運行されている状態ですので、今後も廃線が懸念される路線です。
今回は短時間の訪問ですが、八百津線の廃線跡の散策も兼ねて、再訪したいと考えて
います。
15時40分 新可児駅 着
15時44分 新可児駅 発 中部国際空港駅行
普通列車で中部国際空港駅へと向かう乗客は少ないと思いますが・・・
新可児駅から出発する列車です。
新可児駅の隣、日本ライン今渡駅で下車します。 相対式ホームで上下ホームは別々の
改札口の駅舎となっています。 下りホーム側にはタクシー乗場があります。
この駅の駅名の「日本ライン」のライン下りが営業休止中となっています。
天竜川の事故後川下りの乗客が減少している影響で、現在休止していますが、廃止と
なった場合「日本ライン」を付けておく意味が薄れてしまいます。
駅名の改名は費用もかかるので無いとは思えますが、今のうちに下車しておきたいと
思いました。
16時03分 日本ライン今渡駅 発 犬山駅行
再び、犬山駅行に乗車します。
犬山駅が終着ですが、犬山駅到着後は各務原線に入り、名鉄岐阜駅となります。
そのまま乗車し、新鵜沼駅へと向かいます。
16時28分 新鵜沼駅 着
少し早い時間ですが、自宅への帰路の時間を考えで、今回のテツ旅は終了します。
今回は名古屋鉄道の全線乗車を終え、気になる駅舎の訪問も出来ました。
しかし、「中部の駅百選」や「名駅舎」に選定されていた、古い木造駅舎など
は無くなり、新しい駅舎に変わっていて、少し面白さが薄らいだテツ旅と
なっていまいました。
次に名古屋鉄道に乗車する時には、近代化された駅舎巡りが中心となり
えますが、その時には少しでも面白さが見つけられるように、計画したいと
思っています。
名古屋駅の駅弁販売店で購入しました。
昔ながらの幕の内弁当風で、俵型ごはん、焼き魚、蒲鉾、卵焼きなどの
おかずが入っています。 掛紙も名古屋風で、駅弁名称の「こだま」は
よい感じです。