2013年6月10日
「青春18きっぷ」のシーズンでないので、テツ旅は私鉄路線のフリー切符が
発券されている場所を考えてしまいます。
冬に名古屋鉄道には乗車していますが、未乗車路線もありますので、地元
富山からも近いので、自家用車で向かうことにします。
しかし、単純に名古屋方面へ向かうのは面白くはないので、途中で寄道を
検討し、長野県の赤沢森林鉄道に乗車することにしました。
自宅から赤沢森林鉄道のある長野県上松町へと向かう街道途中に、チョット
寄道すれば 「御岳ロープウェイ」がありましすので、乗車することにします。
広い意味では「ケーブルカー」や「ロープウェイ」も鉄道事業法施行規則で
鉄道に含まれますし、「時刻表」にも掲載されている路線なので、乗り鉄と
しては、一度は乗車したいと考えています。
国道361号線より約8㌔程登ると「御岳ロープウェイ」の駐車場があります。
冬場はスキー場として賑わいますが、本日は数台が駐車しているだけです。
御岳ロープウェイのセンターハウスの1階がチケット売場とお土産品売場があり、2階はレスト
ラントとなっています。
御岳ロープウェイの往復料金は2400円ですが、
JAF会員は1割引となりますので、2160円で乗車できました。
センターハウスでチケットを購入し外へ出ると、ロープウェイの乗場があります。
ロープウェイ山麓駅は、鹿ノ瀬駅となっています。
御岳ロープウェイの名称ですが、6名乗りのゴンドラリフトとなっています。 スキー用の
リフトですが夏場は登山利用として通年営業され「待たずに乗れる」として、PRしています。
ゴンドラに約15分乗車すると山頂駅の飯森高原駅に到着します。
飯森高原駅の駅舎内にはレストランが入っていますが、営業開始前でした。
駅舎屋上からは木曽御嶽山の山並みが見えますが、曇り空なのが少し残念・・・
山頂駅前には御嶽社の神社があり、神社前からは山麓が一望できますが、その他には
見学する場所も無く天候もあまり良くないので、早々にロープウェイに乗車し下山します。
駅スタンプはセンターハウス内と飯森高原駅の乗場に設置されています。
御岳ロープウェイの駐車場より約1時間程で赤沢自然休養林の駐車場に
赤沢自然休養林は「森林セラピー基地」に認定され国有林の中を散策できます。
園内には森林資料館や遊具施設、飲食店もあり1日楽しめる設備が整っています。
しかし、この園内の赤沢森林鉄道の乗車が最大の目的となります。
森林鉄道は山の木材運搬を目的に施設された鉄道ですが、山間部の交通難所地区の
住民の足として乗車された路線もあります。
現在では殆どの森林鉄道は廃線となっていますが、一部の路線は動態保存されていて
北海道の丸瀬布森林鉄道では蒸気機関車「雨宮21号」で運行されています。
赤沢森林鉄道は昭和50年に廃線となった木曽森林鉄道総延長500km程の区間を、
昭和62年に1.1Km程を観光用路線と して復活しました。
乗車運賃は往復800円ですが、JAF会員は100円割引で700円となりました。
乗車券はヒノキ材の板に焼印されています。
ディーゼル機関車でトロッコを牽引します。
平日は1時間に1本のダイヤですが、土・休日は30分に1本のダイヤで運行されています。
私以外の乗客は家族連れ1組だけでしたが、その次の便では団体客が乗車していました。
遊歩道と並行した渓流沿いを走っていきます。 ありし日の森林鉄道の雰囲気が楽しめ
丸山渡駅で、機関車の付替え作業を行う間の約5分間停車します。
駅の引込線には使われなくなったと思える
車両が停車しています。 5分後に森林鉄道記念館駅へと引返していきます。
赤沢森林鉄道には森林鉄道の乗車も楽しいですが、駅の車庫は
「森林鉄道記念館」が併設されていますので、見学していきます。
森林鉄道記念館には、森林鉄道で使用されていた鉄道用具や写真・資料が展示されて
います。山間地の鉄道が住民に交通手段として重要な役割を果たしていたことがわかります。
車庫内には木曽森林鉄道の車両が保存されています。
ディーゼル機関車や客車、モーター車などは、今では見ることのできない車両です。
ボールドウィン製蒸気機関車は一番の目玉。
戦時下の石炭不足より小枝を燃料としたため、火の粉の火災防止の玉ねぎ型の煙突は
ユニークなSLです。
設置されています。
赤沢自然休養林でゆっくりと過ごし、明日からの名古屋鉄道の乗車に
向けて名古屋方面へと出発しました。
明日からは名古屋鉄道の駅巡りを行いますが、その内容は明日より
掲載します。














