2013年4月27日
「北海道フリーパス」では特急列車の自由席が乗り放題となっていますが、
私のテツ旅では普通列車を利用するこのが多いので、「青春18きっぷ」が
一年中利用できればとつくづく思えまい。 宗谷本線も普通列車に乗車
していると、貨車駅、板張りホーム駅、古い木造駅舎などが、停車中の車窓
からも楽しめるのに合わせて、廃駅跡なども時折発見できます。
稚内駅行ですが、音威子府駅では20分程の停車となりますので、列車から下ります。
「最長片道きっぷ」の旅でも下車していますが、宗谷本線での重要なポイントとなって
いますので、何度訪問しても良い駅です。
音威子府駅で下車して一番の楽しみが、駅そばの音威子府そばです。
「最長片道きっぷ」の旅では、かけそば350円を食しましたが、今回は少し贅沢に
天ぷらそば450円を注文しました。 列車の乗客でそばを食している人はいない
ようですが、自家用車で来店のお客さんが次々と注文したり、お土産用のそばを
購入していきました。
駅そばを食し、出発時間迄は未だ少し時間がありますので、雪の残る音威子府駅などを
撮影します。 稚内駅行の乗客は少ないですが、地元の乗客が殆どなので、地元の足と
しての鉄道は重要だと思えます。
雄信内駅は、相対式ホームを踏切で結んだ無人駅です。 駅舎は古い木造駅舎が残って
改札口には立派な文字の駅名標が掲示されています。
駅前には民家などの人の気配が無く、酪農場だと思えますが、廃墟となってくずれかけの
建物があるだけで、雄信内の集落は駅からは相当離れているようです。
秘境駅74位にランクされていますが、廃墟などの雰囲気から秘境度は高いと思えます。
約1時間強、静かな駅の待合室で列車を待ちます。 稚内駅発の普通列車はキハ54系
です。 乗客は10名程度です。
車内に座ると、隣の席に子供が2名座って
いました。 子供だけなので話をしてみると、姉妹2人だけで乗車して、幌延駅から
天塩中川駅のおばさん宅へ遊びに行くそうです。
お姉ちゃんは小学3年生で列車には数回乗車したことはありますが、妹の小学1年生は
鉄道に乗車するのは初めてとのことで、車窓風景などでは興奮しているようです。
鉄子の育成ではないですが、途中の板張りで小さい待合室のみの糠南駅などを見せて
鉄道の旅の楽しさなども話しかけると「自家用車に乗車しているよりは列車の方が楽だ」と
言ってくれました。今後も鉄道に乗車てほしいと思いながら、車内で話を続け、天塩中川駅迄
を過ごしました。
天塩中川駅は相対式ホームを踏切で結んだ駅で、特急列車も停車する駅ですが無人駅です。
駅の待合室は古い形式のもので、ストーブが設置されたままでした。
無人駅ですが、駅舎隣の保線基地の事務所で、指定席などの受付を行っているようです。
駅スタンプも保線事務所に保管しているようですが、事務員不在でスタンプは押せません
でした。
姉妹達はおばさんたちがホームで出迎えていて、列車乗車中の写真撮影などをして、
出迎えの車でおばさん宅へと向かっていきました。
駅前は中川町の中心地のようで、食品スーパーや銀行などが見られます。
18時17分 天塩中川駅 発 特急スーパー宗谷4号 札幌駅行
札幌駅行最終の特急列車に乗車します。
特急スーパー宗谷4号の指定席は6割程の乗車状況です。
天塩中川駅を出発すると直ぐに車内販売が着たので、駅弁を購入しました。
駅弁を食べ始めようとすると、突然列車が停車しました。 車内放送では「エゾシカとの
衝突で停車しました。 現在車両点検を行っています」との事でした。
暫くすると「エゾシカが線路内に残っているので、車両を移動しますので、注意して
ください」との放送もあり、事故処理に15分程停車しました。
先日の根室本線では普通列車で速度もでていないので、線路のエゾシカを排除するのも
警笛を鳴らし、ゆっくり走行すれば、ぶつかることも無いのでしょうが、特急列車では急ブレ
ーキを踏むことは難しいので、今後も事故は絶えないのでしょう。
20時33分 旭川駅 着 5分遅れ
途中駅で列車の遅れは少し回復し、旭川駅に到着します。
本日は宗谷本線の駅巡りのテツ旅となりました。 最北の地へと向かう
宗谷本線は何度乗車しても、車窓風景は他では味わえないものを多く
感じますので、再び訪問したいと思っていますが、エゾシカの衝突だけは
避けたいですネ。 (-^□^-)
本日の駅弁
特急スーパー宗谷4号の車内販売で購入しました。
スーパ宗谷の車内販売の駅弁は、わっかない弁当の他には、最北駅弁
ほたてめしなどがあります。 わっかない弁当は駅弁マークは無いですが
車内販売されていて、掛紙もあり、駅弁としての内容は高いものを感じます。
ご飯の上にかにの身がのり、カニの爪が2本入っています。