2012年7月8日
昨日は「S・Sフリーきっぷ」を利用して、近江鉄道の駅訪問を行いましたが、
本日は「びわこ京阪奈線フリーきっぷ」を利用してのテツ旅となります。
近江鉄道と信楽高原鉄道の全線が乗り放題で1000円です。
異なる会社が共通してのフリーきっぷは珍しいです。 信楽高原鉄道は単独での
フリーきっぷを発行していないので、信楽高原鉄道に乗車するには便利です。
因みに、信楽高原鉄道の貴生川駅と信楽駅の片道運賃が450円なので、近江鉄道に
乗車し、信楽駅へ往復すれば1000円はお得です。
昨日と同ダイヤの列車で貴生川駅を目指します。 乗車した車両は220形ですが、
車両塗装は「びわこ銀行」です。 出発時の乗客は私1人です。
近江鉄道の終着駅、貴生川駅まで乗車します。 JR貴生川駅と信楽高原鉄道との
接続駅です。3会社も接続するターミナル駅となります。
近江鉄道は島式ホームで改札口に事務所建屋がある有人駅です。 改札口を出るとJR改札
自由通路式の橋上駅で、貴生川駅の南側の近江鉄道ホーム側は「貴生川駅」との表記
JRの改札は自動改札機が設置されていますが、信楽高原鉄道に乗車する場合は、
切符の販売機などは無く、改札前の乗車駅証明書を発券して改札を通ります。
信楽高原鉄道のホームはJR3番ホームの隣の頭端式ホームとなっています。
信楽駅行の車両はSKR310形の1両編成です。 日曜日のためか乗客は10名程です。
隣の紫香楽宮跡駅までの距離は長く、途中信号場を通過して山間地帯を通ります。
信楽駅の手前、玉桂寺前駅で下車します。 片面ホームのホーム待合所のみの無人駅です。
駅の周囲は田畑となっていて、集落までは遠く離れていますので、秘境駅として108位に
駅のそばには吊橋がかかっていて、駅名の玉桂寺へと続いています。
吊橋を渡り、駅の姿を見るのも一見です。
信楽駅で折返してきた列車はSKR300形と310形を2両編成に増結して入線します。
片面ホームのホーム待合室のみの無人駅です。 駅前は国道が通っていて交通量の多い
通りですが、駅裏へは東海自然歩道となっていて、鳥のさえずりが聞こえてきます。
貴生川駅を折返してきた車両に乗車します。
9時34分 勅旨駅 着
片面ホームのホーム待合所のみの無人駅です。 駅の周りは田畑ですが、少し離れた
国道沿いには、ドライブインなども見えます。
信楽駅で折返してきた車両ですが、ヘッドマークは「七夕列車」のヘッドマークを取り付け
ています。 列車内にも笹などで飾られています。
片面ホームの無人駅ですが、途中駅では唯一駅舎のある駅となっています。
駅舎は待合室のみの駅です。
日曜日なので、地元の方々が駅周辺の清掃作業を行っています。
貴生川駅を折返してきた列車は「七夕列車」として車内ではイベントが行われています。
オカリナの演奏や子供の乗客へのお土産が準備されているようです。
信楽高原鉄道の駅は相対式ホームを踏切で結んでいますが、踏切の遮断機が下がった
ままなので、反対側のホームは利用されていないと思えます。
改札口には、駅長帽のタヌキ・駅前には巨大な公衆電話のタヌキが置かれています。
駅前からも信楽焼の店舗があり、店には多くの信楽焼タヌキが見られます。
待合室には、お土産品売場や信楽焼のギャラリーなどもあり、観光客も立寄れる駅と
なっていますので、近畿の駅百選にも選定されています。
待合室の一部には、1991年5月に発生した「信楽高原鉄道列車衝突事故」の事故に
関する資料を展示した「セーフティーしがらき」となっています。
事故車両のヘッドマークや部品の一部が展示されていますので、信楽駅に立寄られる
方は必ず見学してください。
信楽高原鉄道の駅スタンプは出札口の横に設置されています。
信楽高原鉄道の全駅訪問を終え、貴生川駅へともどります。
乗車する車両は、先程まで「七夕列車」として運行していた車両のヘッドマークを交換
して、「開業25周年」のヘッドマークとなります。
12時17分 貴生川駅 着
貴生川駅に戻り、午後からは、近江鉄道で少し残った未訪問駅へと向かい
ます。 「びわこ京阪奈フリーきっぷ」なので、近江鉄道も乗降り自由となり
ますので非常に便利です。
続きは明日に・・・・ o(〃^▽^〃)o