破壊 | 三重苦日記

三重苦日記

負け犬・オタク・欝の三重苦を背負った人間の記録

秋葉原の通り魔事件から一晩経ち、犯人の情報がだんだん分かってきました。


どのような理由があったにせよ、他人を傷つけてはいけないよね。


あの犯人を擁護するわけではないけど、彼も欝だったと思う。欝状態のときって、世の中すべてが敵に見えて、攻撃的になるから。被害妄想と言われればそれまでだけど、小さなことでも自分に対する攻撃に感じてしまうところがある。普通の人からすれば「なんでそんなことで怒るの?」ということでも、激しく憤る。泣き叫ぶ。

その攻撃性を他者に向けるか、自分に向けるか、が違うだけ。前者であれば今回のような殺傷事件に、後者であれば自殺になってしまう。だから彼も川田亜子さんも根の部分は同じ。ただ枝葉が違うだけ。あの犯人は他者を破壊することで、川田さんは自分を破壊することで、世の中との関係を絶った。

彼にはきっと思い描いていた理想の自分像があったのではないかな。「こんなはずじゃないのに!」と思ううちにどんどん深みにはまって、自分の存在意義を失って、居場所を見つけられなくて、未来が見えなくなって。

“メールのリストに入れてもらえていたことが嬉しかった”というのが彼の素直な気持ちだと思う。ずっと寂しかったんじゃないかな。


とはいっても、やはり罪は償わないといけない。大勢の人を傷つけたのだから。


社会のせいにするわけではないし、本人だけのせいにするつもりもないけど、今の世の中、何かがおかしい。

もし、彼らのそばに、彼らを抱きしめてあげる人が一人でもいたら、きっと彼らは違う今日を迎えていたはず。


亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。