池袋

東京チカラめし


数年前、牛丼業界に彗星の如く現れた「東京チカラめし」のことを覚えていますか? 


焼いた牛肉を使った『焼き牛丼』をひっさげて、大手牛丼チェーンを凌駕するほどの勢いを誇っていたのも今は昔、今や7店舗しか残っておりません。「いきなりステーキ」の昨今の失速傾向を、この「東京チカラめし」になぞらえる記事もチラホラ見かけます。


その残っていれ店舗の一つが、ここ池袋西口店で、見かけて思わず入ってしまいました。

券売機に丁度の金額を入れたものの、「お釣りをお取りください!」と謎の音声が返ってきます。そして、キッチンの雑然とした感じが微妙だなぁと眺めていました。汚い訳じゃないけど、店の雰囲気に活気が無く、何だかとてもやさぐれた印象を受けます。


「焼肉カレー」を注文してみました。カレーのルーは、はじめ甘く後から辛さが遅れてきますが、ちょっと個性が薄い味かなぁ。そして、くどい甘さが気になりますねぇ。


主役の焼牛丼も食べられる!と喜んではみたものの、焼きを入れた肉は確かに美味いのですが、こちらのタレも甘ったるいのです。カレーのルーとも合わせて、全体的に甘過ぎるのだなぁ。


後ほど衰退した原因を調べると、諸説あるものの「店舗の急拡大にオペレーションが追い付かなかった」「店舗の清掃が行き届いていなかった」などと指摘されているそうです。

また、グルメサイトなどでは「甘い!甘過ぎる!!」との声も多々聞かれますね。やはり甘みの加減って重要だなぁ、と再認識です。しかし、そもそもメインターゲットの野郎どもに対して、この甘い味付けは、マーケティング戦略のミスだと思いますねぇ。今さらですが。

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