世界は優しさでできている(の かもしれない)と思い始める。

 

ある小学生の女の子に道を譲ったら、

深々とお礼をされたんだ。

 

そんなことをわざわざ俺なんかにやらなくてもいいのに。

なんだか良い気持ち?

普段感じないような。

優しい気持ちというのかな?これは。

よくわからないけど。

 

そのあと同じように人に優しく接していたら、

その日は良い1日だったんだ。

 

強風の雨の中、配送業者の車から歩道に風でとばされた、地図のコピーを拾って渡したら「ありがとう」と感謝された。いや、なかったら困ると思っただけなんだ。なるほどなるほど、これが優しさか。

 

なるほどなるほど。

ひとり大納得、悟りの境地だぜ。

 

 

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育った環境がよろしくなく「良い顔して近寄って来る奴には最大限の注意を払え」「優しさなんてなにか裏があるだけだろ?」「信じて、なんて自分で言う奴ほど嘘クセー奴はいない」などと、猜疑心の塊のような人間なんだけど俺は。

 

『人と接するときの考え方として』

 

世界は優しさでできている、と思いながら人と接した方がうまくいくみたいだ。事が丸くいく。上手く楽に物事が転がるならそちらの方がいい。考え方としてね、あくまでも。

 

今さらそうそう中身までは変えられない。

 

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