「動きたくなる体作り」を提案する

あるくらぼ歩行研究所トレーナーのいしやまです。

 

日曜なので

『介護者が腰痛にならない為の介護技術』の巻。

 

 

介護や医療に携わる方々へお伝えしたい。

コミュニケーションになってますか? ---- 自分の視点が大事な『アイコンタクト』

に引き続いて、今日は『上から目線について』

 

最近話題の『スマホ首』もそうですが、

基本的に首が下を向くと腰痛リスクが上がります。

頭が6~7kgあるので、バランスを保つために背中側が緊張するのです。

 

下を向く時間が長いと、首・背中・腰のコリが固まって

上を向けない首になります。

 

ということは・・・・上から目線しかできなくなっちゃうのです!怖い~!

私の経験によると、なんだか押しつけがましい感じに思える人は

必ず背中側が凝っている!(あるくらぼ調べ)

 

結局は、腰痛の原因なんですけど。

 

医療や介護関係で

『しゃがんで目線を合わせましょう』というセオリーが

なかなか導入できない職場は、

腰痛や首こり・肩こりの人が多い職場だと私は判定しています。

 

本人に痛みやコリの自覚があるかどうかは別です。

 

背中側が凝るようなからだの使い方になってる人は

暮らし方にていねいさが足りない(失礼!)ことが多く

自分の不調を”見て見ぬふり”しているパターンが多いです。

(そして指摘すると『職業病です、しかたないです』等言い訳をされます)(笑)

 

こういう悪い姿勢からくる上から目線が、いろんな影響を出して

人間関係をおかしくします。

 

①エラそうで、感じ悪い人に見えちゃうパターン

   上を向けない首だから、まっすぐより上を見ようと思うと

   腰から反って上を向きます。

   おなかを突き出す感じです。

 

   -----めちゃ偉そうに見えちゃうやつです -_-;

 

   人としゃべるとき、目線を合わそうとすると、

   いつもより上を見ることになるので、

   からだごと反って上を向きます。

   腰痛リスク大です。

 

②圧迫感が強くて、遠慮がない人に見えちゃうパターン

   そして上を向けない首なので

   しゃがんで目線を合わせるわけにいきません。

   そもそもしゃがめないという方も続出です -_-;。。

 

   代わりに腰を曲げて頭の位置を少し下げて

   なんとなく目線を合わせてますという体勢を作ります。

   これももちろん腰痛リスク大です。

 

閑話休題。

 

そんなことより今回話題にしたいのは

上から目線を続けていると、

『相手を自分より弱い・劣ってると思い込んでしまう』

という状況が、姿勢を元にからだに刷り込まれてしまうということ。

 

こどもは、自分より小さい。

ペットも自分より小さい。

虫は自分よりも小さい。

今までの人生で、

自分より小さいモノは大体自分より弱くて劣っているという記憶があります。

 

ここで誤解が生まれます。

例えば車椅子に乗っている人は自分より目線が低いので

自分より小さいモノは大体自分より弱くて劣っているという記憶にあてはめて

つい深層意識から、ほんのりと上から目線になりがちです。

 

そして悪い姿勢からくる上から目線で、その気持ちが強化されます。

 

とはいえ、

車椅子の人が全員『いつでもしゃがんで話してほしい』と思ってるわけではないです。

(相手との関係性によるんです)

 

ただ、高齢者に関しては

耳が遠かったり、集中力が弱かったりするので

基本は『いつでもしゃがんで(目線を合わせて)話してほしい』が有効です。

 

自分の柔軟体操だと思ってでもかまいません。

最初のうちは向かいの椅子に座ってもOKです。

しゃがんで、姿勢を変えて、背中側のコリを緩和しながら

コミュニケーション力を向上させましょう!^_^

 

自分もOK、相手もOK、        

-----スバラシイ!!

 

 

Go for it !!

がんばって介護の現場の改善を、みんなでやろう!!

 

 

いつでもどこでもだれにでも(でもだいたい大阪が本拠地)

運動機会を逃さず活用!

腰痛改善を含めて教えに行きますよ!→ あるくらぼ歩行研究所