今日までの数週間、Safariでの検索ワードは「痔」「慢性裂肛」「肛門狭窄」etc..と全て肛門の疾患に関わる事と現在服用している「薬の効果」「効果発揮時間」「効果が切れる時間」etc..で埋め尽くされていた。

タブを一覧表示したら色々な痔にまつわる記事ばかり、、、


自分の身体の見えない場所に人生最大の痛みが人生最長に続く事、こんなに怖い事はないと思う。


前回のブログの続きを語ろうと思う。

夜間帯に電話した三件の救急病院の中に看護師さんが真剣に心配してくれているような応答をしてくださった病院があった。

「日中であれば肛門専門の医者がいます。」「とても辛いと思いますが夜間は痛み止め程度しか出せないので、ご自宅にロキソニンがあるのであれば、こちらに来る事がただ苦痛になる可能性が高いです」

「⚪︎⚪︎さんの痛みと不安を解消する事ができず本当に心苦しいですが、どうぞお気を確かにお大事になさってください」

痛みで意識が朦朧としていたがこんな感じの私にとって気持ちが救われる言葉をかけてくださった病院でした。


iPhoneのメモからその病院をSafariへコピペしてHPを確認した。


確かに外来診療の中に肛門科の文字があり、肛門科医の名前も記載されていた。

その日は木曜日で丁度先生が外来外科にあたられていたのだ。


家からタクシーで15分程のその病院は「白鳳セントラル病院」。


8:30外来受付であったので配車アプリで8:00に家を出た。


病院までのタクシーの中では運転手さんに「痔の為横にならしてください。」と一言告げ全てを察してくれたかのような揺れの少ない運転に救われました。


病院到着後、立っているのも辛い状況を察した受付の方がカウンターから出てきて椅子へ誘導してくださって問診票記入。


今はそんな優しさが心に染みる。


1時間は待つであろうと覚悟していたが15分ほどで名前を呼ばれ診察室へ。


連日の睡眠不足と肛門に終始続く激痛は緊張を勝っていた。


現状況、現服薬中の薬を先生に伝え、「とりあえず見せてください」との事で右側臥位でケツを出して横になった。

「少し触りますよー」と外観を観察したのち、「ちょっと冷たいですよー」とキシロカインジェルを肛門につけた瞬間、激痛。

私:「痛いです、痛いです、」

先生「少し我慢してください。」

小指を1センチほど入れられただけで絶叫。痛みで涙が出る。

先生:「これだけ痛みがある状況では診察できないです。外傷は特に何もないけど中で裂肛して肛門狭窄を起こしてる可能性がありますが、肛門鏡を入れないと処置のしようがありません。」


と真顔で言われ、私の反応を待っている様子。

私:「それではどうしたらいいんですか、、」

先生:「とりあえず注入軟膏とヘモナーゼと痛み止めを処方します。それとロキソニン、ボルタレンサポは絶対使用しないでください。あなたの服薬量は基準を大幅に超えているのだ胃、腸、肛門に潰瘍が出来ているかもしれません。変わりに副作用が少ないアセトアミノフェンを処方しますので、これで頑張って欲しい。」

私:「、、、わかりました。ありがとうございます。」


診察は終わり次回1週間後の予約を取り薬をもらい帰宅。


正直、原因わからずめちゃくちゃ絶望した。

あの時、激痛を我慢して肛門鏡を入れて見てもらうべきだったのか、、いや、これだけ毎日激痛に耐えている中で、あんな太い棒入れられるとか絶対無理。

自問自答しても答えは毎度、肛門鏡はあの時絶対無理やった。に落ちる。

自宅の洗面所でうんこ座りしてまたの間に鏡を置いて肛門みたら痔核なるもの裂肛なるものが確認できるのに、診断できないってなんでなん?って思ったりもしたが肛門科の専門医がそういうのであればそうなんだと信じるしかない。


とりあえず、もらった薬で状態が改善したら肛門鏡入るかもしれない。

その期待にすがってロキソニン、ボルタレンサポをやめ服薬開始。


処方された薬は下記↓

ボラザg注入軟膏 朝夕

ヘモナーゼ 朝昼夕就寝前

アセトアミノフェン 朝昼夕

トラムセット 朝昼夕


頑張るぞ。と決意新たにした。