魅惑の琴電_長尾線・志度線_1998年7月_2 | 吉田の写真日記_鉄道旅行/小世界放浪

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志度線を少年時代のように廻り巡った翌日は長尾線を訪問。

水田と高田で撮影する。 (クリックするとMAPに飛びます)

 

水田が高架駅となるのが2007年なので、その9年前に訪れたこととなる。

 

30形25。 1998.7.19 水田-本山

 

30形35。 1998.7.19 水田-本山

 

電車博物館の異名を持つ一方で、冷房もなく乗車位置も車両によって不規則な車両は利用する方にとって決して評判の良いものではなかった。更に輪をかけて乗務員の接客の仕方に問題があることなど、経営難の表面化と合わせて報じられているのを目にしたものだ。全国的に手本となるような企業努力で立ち直り、それを継続中の今から見ると信じられないけれど、電鉄不要論すらあった記憶がある。種々雑多な車両を従業員がのどかに運転するという趣味的な魅力と現実との齟齬がそこにあった。が、経営難が更に深刻となるのは、これから更に数年後のことであった。

 

60形62。 1998.7.19 水田-本山

 

750形750。 1998.7.19 水田

 

プラットフォームと狭い階段が魅力の地表駅だった頃の水田駅。翌々年あたりから工事が始まり、高架の橋桁が姿を現すので、このアングルで撮れたのは幸いだった。明日からの会社に行くことが少し頭を過ぎり、水田を後に最後の撮影場所、何の当たりもないままに高田に下車する。駅を出て西側に少し歩いたあたりに水田があり、そこの水鏡と、それからホームを望むカットを撮って、今回の訪問のお開きとする。

 

750+880+510。 1998.7.19 高田-西前田

 

上記前から2両目は880形880。その後数年の間、ことでんに訪れるも、この時だけ見れた車両。前面に走る姿を捉えたかったが、叶わなかった。

 

5000形500。 1998.7.19 高田

 

午後の新幹線で帰途についたが、古典電車にびっくり仰天というか、俄かには現実と思えないような光景にすっかり浸食されてしまった。