弾き語りの愉しさ | 夕暮れ 坂道 島国 惑星地球

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高橋徹也 official Blog

 

高橋徹也です。

 

僕がいわゆる弾き語りライブを本格的にやり始めたのは2010年代に入ってからでしょうか。それまで自分の作る曲はあくまでバンド演奏あってのもの。そう決め込んでバンドでのライブにこだわっていたと思います。そんな時、デビュー当時からずっとお世話になっているベーシスト鹿島さんから「高橋さ、弾き語りライブやってみたら?メンバーのスケジュールを気にせず、定期的に歌える場を持った方がいいと思うよ」と助言を受けて。若干不本意ながらも(笑)弾き語りライブときちんと向き合うようになりました。もちろんそれまでだって弾き語りスタイルでの演奏はしていたけれど、それはあくまでバンド演奏が出来ない時の言い訳みたいなものでもあって。単にドラムやベース、キーボードが抜けただけの演奏だったと思います。そんな過渡期に出会ったのが、現在もソロライブのホームになっている下北沢leteでした。なので自分の弾き語りライブの本格的な始まりはleteからと言っても間違いないですね。

 

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当初、弾き語りライブに対して良いイメージがなかった理由は、アコギでジャカジャカとコードを弾くだけの、あの感じがとにかく嫌で。単調でずっと聴いていられないし、妙に感情を込めて歌われても、逆に冷めてしまうのが常でした。もちろんそういうスタイルで超絶かっこいい人もいるけれど、自分がやりたい弾き語りはこれじゃないなって。そんなふうに思っていました。なのでまず最初に何をやったかと言うと、とにかくアコギでジャカジャカは禁止にしようと。そして自分でも心配になるくらい少ない音数で、バンド演奏に負けない演奏を成り立たせるという、新たな試みにチャレンジしました。その時期にメインで弾いていたのがガットギター。基本コード弾きみたいなものはなく、ギターと歌が重なり合って初めてハーモニーや響きが生まれるような。そういう新鮮な手応えを感じながら、じっくりと演奏に向き合い練習しました。はっきり言って自分は特別ギターが上手いわけでもないし、歌だってたかが知れてるでしょう。ただ、その二つが合わさった時に何かマジックが起こせるというか、自分でも予想できないワクワクする音楽の領域へ飛び込める気がします。歌とギター、そして物語。それこそが自分にとっての弾き語りの愉しみ。これからも皆さんと一緒にそんな時間を味わえたら嬉しいです。

 

6月1日(土) 下北沢 lete

高橋徹也 ソロワンマン #66

『夕暮れ 坂道 島国 惑星地球』

open 18:30 / start 19:00

予約¥3,500 (+drink)

■ご予約はこちらから

https://l-ete.jp/live/2406.html#d01

 

、、、って、結局ライブ告知かよ。

 

今日はそんなところでまた。

 

adios!

 

高橋徹也