引き続き、源氏物語の話。 
(というか、あさきゆめみしの紹介)



女性の登場人物が多く、かつ顔が似ているため、女性の一覧を作成した。



また、失礼だとは思うが勝手に点数をつけさせてもらった。



5段階評価(25点満点)
容姿、身分、教養、性格、愛嬌

1ダメ、2悪い、3普通、4良い、5最高
5は滅多にあげない。例えば紫の上の容姿など。






以下、15人を紹介。
ストーリー上の重要人物は赤字。

桐壺の更衣
藤壺
葵の上
空蝉
夕顔
紫の上
末摘花
源典侍
六条の御息所
花散里
朧月夜
明石の君
秋好中宮
玉鬘
女三の宮


 
桐壺の更衣きりつぼのこうい
〜桐壺帝最愛の人



容姿4、身分3、教養3、性格4、愛嬌3
トータル17点

身分が低いが、可愛いため桐壺帝に愛される。そのため、弘徽殿の女御こきでんのにょうごにイジメられる。
渡殿にウ◯チをまかれるシーンは有名。
本作の主人公である源氏を産むが若くして亡くなる。



藤壺ふじつぼ
〜永遠の恋人



容姿4、身分4、教養4、性格4、愛嬌3
トータル19点

桐壺帝が桐壺の更衣を忘れられないため、ソックリさんを見つけてきた。
源氏にとっては義理の母。
そして、母の愛を求めた源氏と一度だけ関係を持ってしまい、冷泉帝を身籠ってしまう。
源氏が藤壺に対して言った「母などではない!!」のセリフは好き。



葵の上あおいのうえ
〜ツンデレ



容姿3、身分4、教養4、性格2、愛嬌3
トータル16

源氏と並んで「雛人形みたい」と称されるが、照れてツンデレ。
源氏にツンツンしすぎた結果、六条の御息所のところで大人の恋愛を楽しむようになる。
それが結果的に六条の御息所の嫉妬を招いてしまい呪われる羽目に。
源氏の第一子である夕霧ゆうぎり出産後に死去。
  



空蝉うつせみ
〜源氏フラれる



容姿3、身分2、教養3、性格3、愛嬌2

トータル13

源氏が若い頃の回想シーンで登場。
伊予介というオジサン(軒端荻のきばのおぎという前妻の娘が空蝉と姉妹くらいなレベル)の人妻。
源氏に寝所に入られたが、軒端荻を犠牲にして逃げた(軒端荻は喜んでいたw)。
伊予介も亡くなったことを知り、源氏は真心から空蝉を引き取る。




夕顔ゆうがお
〜自己肯定感の高い人



容姿3、身分2、教養3、性格4、愛嬌3
トータル16

個人的に辛気臭くてキライ。
中流階級みたいな感じで紹介されているが、ボロい家に住んでるし身分は2でいいでしょう。
六条の御息所の最初の犠牲者。
実は源氏と付き合う前に、頭の中将と関係があり玉鬘という可愛い子どもがいた事が後に発覚する。
ということで、六条の御息所と玉鬘の引き立て役。




紫の上むらさきのうえ
〜源氏のNo.1



容姿5、身分3、教養4、性格5、愛嬌4
トータル21点
 
源氏物語の実質的なヒロイン。
現代で考えられる限りの最高の美女(石原さとみ?、橋本環奈?)のいいところだけを取り、完璧な性格にしたのが紫の上だと思っていい。
見た人は衝撃が走り、しばらく忘れられなくなる(夕霧がそうだった)。
愛嬌もあり、女房(お世話係)が「いじらしい方...」と言っていた。
間違いなく源氏とってナンバー1だが、子どもができず、身分がさほど高くないため女三宮に正妻格を持っていかれる。
最終的にメンタルを崩して出家を望むも、源氏はこれを拒否。
結局、源氏に先立って亡くなる。




末摘花すえつむはな
〜ぶ◯



容姿1、身分1、教養1、性格3、愛嬌4

トータル10

赤い鼻をしているため、源氏から末摘花(赤い鼻)と呼ばれる。
やせっぽっちで、変な毛皮を着ており、教養も全くないため源氏にドン引きされる。
髪の毛だけは美しい。
源氏が須磨に流された際も、極貧ながら辛抱強く待ち続けるといった可愛げがある。
最終的に源氏の大豪邸の二条院に引き取ってもらえる。

  


源典侍げんのないしのすけ
〜ネタキャラ




容姿1、身分3、教養4、性格3、愛嬌3

トータル14

60歳近い老婆。
ベテランの女官で、なんと桐壺院とも仲良し。
桐壺院にお世辞を言われると、「やですわぁ院ったらぁ」と言う程。
なぜか源氏と頭の中将が一緒に言い寄る(?)展開に。当時ではかなりの高齢ながら性欲が強い。しかし、教養は申し分なく、源氏も褒めるほど。




六条の御息所ろくじょうのみやすんどころ
〜メンヘラ



容姿4、身分4、教養4、性格2、愛嬌1
トータル15

葵の上との関係がうまくいかないときに知り合った。
容姿端麗で教養があるなど、ハイレベルな女性。
しかし、嫉妬から生霊となり、源氏の愛人である夕顔を呪い殺す。
そして、ついには源氏の正妻である葵の上をも呪い殺す。
罪の意識から伊勢に行ってしまうが、死の前に、娘の伊勢の斎宮(後の秋好中宮)を源氏に託す。




花散里はなちるさと
〜癒やし系



容姿2、身分3、教養3、性格5、愛嬌4

トータル17

性格の良さで源氏の寵愛を受ける。優しくおっとりしているため、嫁にするなら花散里がいいと思う。
源氏は、葵の上の忘れ形見である夕霧の母役という重要な役を任せる。
夕霧も「花散里のお母様」と呼んでいる。




朧月夜おぼろづきよ
〜火遊び



容姿3、身分4、教養3、性格3、愛嬌2

トータル15

あの桐壺の更衣をいじめた弘徽殿の女御の妹。
作中では、弘徽殿は朧月夜の姉と思えないほど、ババアになっている(母ちゃんかと思った)。
最初は高飛車な感じで登場する。
右大臣の娘であるため、左大臣の親戚である源氏とは政敵。
大人の関係に発展し、それを知った弘徽殿の女御が激怒。源氏は須磨に流されてしまう。
関係は旦那の朱雀院にも知られるが、院の優しさで許される。その後は愛に生きる女に。(でも、源氏が須磨から帰ると一回だけ致してしまう笑)



明石の君あかしのきみ
〜完璧なNo.2


容姿5、身分2、教養5、性格5、愛嬌3

トータル20

唯一紫の上と対等に戦えるレベル。
須磨に流された先で出会った。
もと受領の父に英才教養を受け、容姿、教養、性格ともに完璧な女性。
源氏も紫の上を除いて明石の君がNo.1と言っている。
源氏との間に子ども(ちい姫)ができ、その子が朱雀帝の子どもの中宮(天皇の正妻)になる。
つまり、明石の君は国母こくもになるなど、非常に重要なポジション。




秋好中宮あきこのむちゅうぐう
〜六条の娘なのに可愛い


容姿3、身分4、教養3、性格3、愛嬌4

トータル17
 
六条の御息所の忘れ形見。源氏が後見人となる。
冷泉帝れいぜいてい(桐壺帝と藤壺の子とされているが本当は源氏の子)の中宮となる。
結構、可愛いため源氏も手を出しそうになるが、六条の御息所の約束と自分の立場を考えて踏みとどまる。
この人だけ作中唯一、髪にウェーブがかかっているため、見分けがつきやすい。



玉鬘たまかずら
〜源氏のクソさを浮き彫りにする



容姿4、身分3、教養3、性格3、愛嬌3

トータル16

頭の中将(源氏のライバル)と夕顔(六条の御息所の最初の犠牲者)の子ども。頭の中将の子であるため、結構偉いが、自分の出自を知らずに育つ。 
頭の中将も探していたが、源氏が最初に見つけ出す。
なんと源氏は、頭の中将に言わずに黙っている。
しかも、親代りだと言いつつ、玉鬘が可愛いばかりにムラムラしてしまう。
立場的にさすがにヤバいと思い、さっさと誰かと結婚させてしまおうとした矢先に髭黒の大将に準レイプされる。
頭の中将にも全て話し、玉鬘本人は子どももできて幸せになる。



女三の宮おんなさんのみや
〜問題児



容姿3、身分5、教養2、性格2、愛嬌2

物語に波乱を起こすキャラ。
朱雀帝の娘なので身分が高い。
かなり年の差があるが、源氏が朱雀帝に頼まれて結婚することに。
紫の上を差し置いて正妻格にしてしてしまうことで紫の上が病み始める。
また、柏木かしわぎ(頭の中将の息子で夕霧の友人のため、源氏も気にかけていた)にレイプされて、身籠ってしまう(その子が薫かおる。宇治十帖編の主人公)。
それが源氏にバレる。
源氏は藤壺に同じような事をやっておきながら、柏木を責める。柏木は病んで衰弱死。
また、病んでいた紫の上も死亡。
女三の宮は被害者ヅラをして出家する。





以上、総勢15人の紹介。



ストーリーにほとんど関係のない朝顔(一応、源氏の初恋だが、絡みはほとんどないのでよく分からない)と宇治十帖編の登場人物(大君、中君、浮舟)は除いた。



勝手に点数とかつけたけど順位は

1.紫の上...21点
2.明石の君...20点
3藤壺...19点

異議は認めます!



※藤壺はもっと上だろと思う人がいるかもしれないが、殿堂入り的なポジションなので、むしろ取り上げなくてもよかったと思っているくらい。



おしまい