在アムステルダムのピアニスト、小橋敦子さんのニュー・アルバム「ポーギー」のヨーロッパ(EU)盤がリリースされた。彼女が関係者、知人に送ったニュースレターを読むと、この新作にかける熱い想いがよく伝わる。「ガーシュウィンのポーギーをただ即興を加えるのではなく、ベースにしながら再構成して自分たちの”変奏”をつくりあげた。」またデジタル・ディストリビューション全盛の時代になぜCDを作ったかについて「音楽を流しながらジャケットを眺めることで、音とアートがつながり、深い体験が生まれる。」録音は、写真で見ると、4人のミュージシャンはブースに入らずに一箇所で演奏しているようで、音楽を一体となって創り上げていく喜びと緊張感に満ちている。彼女は7月のオランダ、ノース・シー・ジャズ・フェスティバルに出演、いつの間にかヨーロッパ・ジャズの中央置に来たようだ。ちなみに日本盤は6月4日発売です。